sec θ = = r/x
を角度 θ に関する正割 (せいかつ, secant)
cosec θ = csc θ = = r/y
を余割 (よかつ, cosecant),
cot θ = = x/y
を余接 (よせつ, cotangent) と呼ぶ。
csc は最近 USA で書き始めたので, 伝統的には cosec であるが, その他の三角函数が三文字なので, 段々これが流行りつつある。
sec θ に関しては x = 0 となる所, 即ち tangent と同様に θ = π/2 + nπ (n は整数) の場合には値がないものとする。 同様に csc θ に関しても, y = 0 となる所, 即ち θ = nπ (n は整数) の場合には値がないものとする。
cot θ に関しては先ずy = 0 の所, 即ち θ = nπ (n は整数) の場合には値がないものとすることに関しては前と同様だが, tan θ が定まっていない値の所に関しては, x = 0, y = ±1 であるから, tan(π/2 + nπ) = 0 (n は整数) とする。
これらの函数は最近あまり使われなくなったが, 時々使うので紹介しておく。
更に Yahoo ! Japan の数学掲示板で NIHM 氏に教えてもらったのだが,
versin θ = 1 - cos θ (正矢),
vercos θ = 1 - sin θ (余矢)
という函数も三角函数の仲間なのだそうである。 私は Sunday, 3rd February, 2002 に教えてもらうまで, この函数の存在すら知らなかった。
その後,
vercos θ = 1 + sin θ
という事を主張する page を発見した。 これは頂点三角函数と呼ばれるものの一つであるという。
別の page で
coversin θ = 1 - sin θ
であるという記述も見つけた。
Saturday, 6th November, 2004.