Gauß 記号 [x] とは, 実数 x から整数への対応 (正確には写像 mapping) で x を超えない最大の整数を表す。 即ち x - 1 < [x] ≦ x を満たす整数である。 x > 0 の時は小数部分の切り捨てを意味するが, x < 0 の時は, 直感と合わず, 例えば [-2.5] = -3 である。
又国際的にはこの記号を用いず, と書き, 名前も floor function という。 逆に ceil function というのもあって, これは x 以上の最小の整数を表す。 即ち x ≦ < x + 1 を満たす整数で, x > 0 の時は小数部分の切り上げを意味する。
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