多項式の微分


[review 復習]

a, c, n が x に無関係な定数であるとき,

(af(x))' = af'(x). …… (1)

(c)' = 0, (xn)' = nxn-1.


多項式とは, f(x) = anxn + an-1xn-1 + …… + a1x + a0 といった感じの式のことだから, 基本的に, 次の公式が証明できればいい。

(f(x) + g(x))' = f'(x) + g'(x).

証明は簡単。

これと, 上記 [review] の (1) とを合わせて, 微分の線型性 liniarity という。

普通, (まと) めて次のように書く

(af(x) + bg(x))' = af'(x) + bg'(x).


例:

(1) (5x200 + 3x40 - 5x2 -7x + 3)'
  = 5(x200)' + 3(x40)' - 5(x2)' - 7(x)' +(3)'
  = 5×200x200-1 + 3×40x40-1 - 5×2x2-1 - 7×1x1-1 + 0
  = 1000x199 + 120x39 -10x - 7.

(2) ((4x - 3)(2x + 5))'
  = (8x2 +14x - 15)' …… 展開した
  = 16x + 14.

: 展開しないで微分する方法はないではないが, まだ勉強してないので後で。


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